循環の輪、先ずは人の輪から 其の弐
2010年05月28日
僕の住む清野は、山本勘助が海津城を築城した際、
人為的に千曲川を現在の位置に移すまでは河東線と同じラインを流れていた訳で、
つまり、河の底だったのです。
ですから、多くは砂状土の畑で在り(したがって長芋栽培に適します)、
春先の乾燥と春の突風で
黄砂の様な状態になります。
ですが、全ての畑が一様にそうなるのでは無い事に、最近気が付きました。
なんでこんな話から始まるかと言うと、「循環の輪」に非常に関係が有るからです。
腐植が充分に入った畑の土は、
微生物が土を団粒化し砂塵が舞い上がるのを防ぎます。
化学肥料に頼り堆肥を捨て去った畑は、多くの砂塵を舞い上がらせます。
それは、 肥沃な土地の砂漠化への第一歩と言えるでしょう。
どんな形にせよ、有機物を畑に還して行く事は、
命有る畑を守って行くために欠かせない作業となります。
このために、僕らは鶏を飼い始めました。醗酵鶏糞の形で、有機物を土に還す為です。
先ずは、その「腐植」の話から始めます。