イマジン「想ってごらん」
2009年09月03日

貼られた付箋、汲み取ろうとした、願いの、証しです。
第一次世界大戦、其の少し前。ドイツで、
フリッツ・ハーバーは、空気の中の窒素をアンモニアの形で、取り出した。
これが、何を意味するか。
総体の中の、関連づけられた一部分として、その「匂い」を、嗅ぎ取って欲しい。
硝石の輸入が途絶えても、火薬の製造が出来た事。
世界初の大量殺人兵器、毒ガスが作られ、・・・まさに、使用された事。
戦後、多くの人の命を、科学肥料と言う名で、救い上げた、事実。
歴史は映画では無いのだね。ストップ・モーションで逃げる訳にはいかないのさ。
感動と共に終わる、「カン・バック・シェーン!」
現実は、綺麗にそこで、終わりはしない。ウンザリする時間が、取りこぼされる。
生活だよ。綺麗事ではすまぬ、そいつが、生きるって事なのかな?
つまり、今回は「ちょっと、重たい」話だ。
その後の事情を、スタイン・ベックは「怒りの葡萄」で書いたのだね。
オクラホマの砂漠化、カリホルニアに向かっての大移動。
「おいらは、上手く言えねえんだ、ジョードさん。傷つけたくは無いんだ。
それでも、おいらは言わなきゃ、なんねーぇんダよ。傷つける為に言う訳じゃねえんだ。
あんたたちは行くんだろ。俺は帰るんだ。俺の話を聞いても、あんたたちは行くのさ。
俺が、一年かけて知ったもの。其れは、!
息子を死なせ、娘を死なせ、女房を死なせ、やっと、気が付いたのさ。
俺が、必死に駆けずり回ったそいつは、給料の為なんかじゃ無いんだ。!
一握りの「小麦粉」と一さじの「バター」の、為なんだ!。
俺は、帰って行く所なんだ。産まれた土地に、・・・せめて、そこで死ぬために。」
こんな話は、現実の中に嫌になるほど、事実の重さを抱えて、「転がって」いる。
でも、見えぬ振りさえしていれば、そうだよ!「人生」は「ハッピー」て訳だ。
そうだ。聞こえぬ振りさえすれば、・・・・・・。
そうだね、「人生」は「ハッピー」なのさ。
Posted by ぱーぷーぼうや at 22:46│Comments(0)
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