本当に おいしい食べ物とは 其の四

本当に おいしい食べ物とは 其の四

前回、私は「生産者の話」から、として 4つの項目を挙げました。
其の一つ一つを、もう少し掘り下げたいと思います。

1 土を大切にする事。  つまりは、土作り。
時間も手間もかかります。  と、書きました。
  土を作る?そこに有るじゃないか。
確かに土を作る事は人には出来ません。是は自然の力。では、人に出来る事は無いのでしょうか。

正確に書くと
「人が農産物などを作る上で、自然に従い、その最良の方法を見つけ出す 作業。」
と言う事も出来ます。

是は人にも、出来る事です。
自然条件は変える事は出来ません。
でも、それを踏まえて、土に働きかける事は 人にも出来ます。

それが「土作り」です。

腐植は、農業を営む者において、「必要不可欠なもの」だと、私は思います。
腐植が、土に命を吹き込むのだと思うのです。

 「腐植」とは、何か?
私に解る範囲で書きますと、「有機物が分解過程を経て産み出される、不思議な物」
としか、言いようも有りません。
一般的な言葉で言うと、腐葉土や堆肥の事です。
未熟、中熟、完熟、どれも 腐植を含みます。
上記の、解りやすい説明が要ると思います。
未熟とは堕ちた葉っぱ、完熟とは土と区別できない程になった腐葉土。と言っていいでしょう。

では、どういう仕方で、腐植を土に還していくのが良いのかと言う問題になります。
これが、難しいのです。けして、容易(たやす)い事では無い。
「真っ当な農人」は、これを見つけるため、大変な努力をしています。
確立された、技術では無いのです。本当に手探りの、もしかしたら報われない事も有る、努力です。
ですから、安易(あんい)に 安値など付けて貰っては、困るのです。
そうした行為は、「真っ当な農人」に対する、侮辱だとさえ思うのです。
良いものは高い。良くないものは安い。当たり前な話です。
ところが、「良いものでも、安く」と言う人も、中には居ます。
全く、こう言うのを、 「馬鹿な話」 と言うのでしょう。
「真っ当な農人」に対する、まさしく、「侮辱」でしょう。

人の努力に対しては、すなおに頭下げたい、それを認めたい。
  それが「どうらく園」の、存在の理由で在りたい。そう、思います。

ちなみに、あくまで現在の到達点としての、腐植の在り方を書いておきます。
「中熟の堆肥を、土の上に置く。」
たぶん、現時点ではこれが腐植を土に還す 最良な方法だと 感じます。








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Posted by ぱーぷーぼうや at 22:23│Comments(2)凄い野菜
この記事へのコメント
何か土作りと言うよりも、学問の仕方を
書かれているような気がします。
全て根本は同じですね。
Posted by igoten at 2009年10月07日 07:34
意識してそうしてる訳ではないけれど、
おっしゃる通り、根本が同じなので、
そうなってしまいます。
あしからず。
Posted by ぱーぷーぼうやぱーぷーぼうや at 2009年10月08日 19:26
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