本当に おいし食べ物とは 其の八
2009年10月16日

事情在って、連番の「其の七」が、後から書かれます。
「大地の卵」は「清野の明日を考える会」さんが飼って、
それを、「どうらく園」で、仕入れ・販売しているものですが、
飼い始めた動機が、卵の生産では無く、有機物の循環の為に飼われ出したという、
殆ど、生産性や、経済性を中心に考えないと云う、珍しい卵です。
赤玉系の(したがってブラウン種です)鶏の平飼い養鶏です。
1㎡に10羽以下と言うのが国の平飼基準ですが、3羽にもならない薄飼いです。
土の上にじかに荒いチップを30㌢ぐらい敷き詰めてありますので鶏舎特有の臭いは殆どしません。
産卵率と言うと、普通ゲージ飼いで10割・平外飼いで7割と言われていますが、
「考える会」の鶏は、3割程です。今の卵質を落とさず飼うにはこの辺かなと思います。
餌も殆どが植物性で、
学校給食の残さ、割れ米、おから(植物タンパクです)、米ぬか、野菜などの緑餌、海草などで、全て、出処の解る物だけです。餌屋さんから買う餌は完全に止めてしまいました。
「卵は苦手だった子が、この卵なら食べる」、と言う話をよく頂きます。
有りがたい話だと思います。おいしさだけでなく、安心も加わったのでしょう。
私たち「どうらく園」も、こうした養鶏の仕方は大賛成なので、協力して維持していくつもりです。
鶏と言う家畜を飼い始めて5年目ですが、産卵数ばかりだけ追い求めなかった其の技術の蓄積が、
この「大地の卵」の卵質を、産んだのでしょう、と「考える会」さんは、仰(おっしゃ)っていました。
「食べ物に何を求めるのか」 其の中身によって、産み出す側の技術も、
これまた、変わってくるのだと言う、よい例だと思います。
本当に おいしい食べ物とは 其の拾
本当に おいしい食べ物とは 其の七
本当に おいしい食べ物とは 其の六
本当に おいしい食べ物とは其の五
本当に おいしい食べ物とは 其の四
本当に おいしい食べ物とは 其の参
本当に おいしい食べ物とは 其の七
本当に おいしい食べ物とは 其の六
本当に おいしい食べ物とは其の五
本当に おいしい食べ物とは 其の四
本当に おいしい食べ物とは 其の参
Posted by ぱーぷーぼうや at 08:04│Comments(0)
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